かにの選び方|ずわい・たらば・毛がにの違いと解凍・届く日の決め方
年末年始や集まりの日に、かにを取り寄せたいと思っても、種類も形もたくさんあって迷いがちです。「ずわいとたらばは何が違うの?」「生とボイル、どちらを選べばいい?」「いつ届けてもらえば間に合う?」。この記事では、かに選びでつまずきやすいところを順番に整理しました。種類の違いから、商品の形、量の見方、解凍、届く日の決め方、贈るときの注意まで、注文の前に読んでおくと失敗をへらせます。
ずわい・たらば・毛がにの違い
ずわいがには、細長い脚が特徴のかにです。身は繊維が細かく、やさしい甘みがあります。水揚げされた地域によって「松葉がに」「越前がに」などの名前で呼ばれることもあります。よく似た名前の「紅ずわいがに」は別の種類で、ゆでる前から赤い色をしていて、ずわいがによりも手ごろな価格で売られていることが多いです。
たらばがには、太い脚とボリュームのある身が魅力です。分類上はヤドカリの仲間で、見える脚は8本です。身が大きいので、焼きがにや鍋で食べごたえを楽しみたいときに向いています。
毛がには、全身が短い毛でおおわれた小ぶりのかにです。身は甘みが強く、甲羅の中のかにみそを楽しみにする人も多い種類です。そのぶん殻がかたく、身をほぐす手間がかかります。通販では1杯450g〜800g前後のものがよく並んでいます。
ボイル・生・ポーションの違い
ボイルは、産地でゆでてから冷凍したものです。解凍すればそのまま食べられるので、手間をかけずに楽しみたい人や、はじめて取り寄せる人に選びやすい形です。毛がにの多くは、浜でゆでた「浜茹で」で売られています。
生は、ゆでずに冷凍したものです。かにしゃぶ、焼きがに、鍋など、自分で火を通して食べたいときに向いています。ただし生のかには「加熱用」と「生食用(刺身用)」に分かれます。加熱して食べるよう書かれた商品を刺身で食べるのはやめましょう。刺身で食べたいときは、商品名や商品ページに「生食可」「お刺身用」と書かれているかを必ず確かめてください。
ポーションは、脚の殻をむいて身だけにしたものです。殻をむく手間がほとんどなく、かにしゃぶにぴったりです。殻の半分だけをむいた「半むき身」もあり、殻つきの見た目を残しながら食べやすくしてあります。ほかに、甲羅つきの「姿」、脚のつけ根から先の「肩脚」、食べやすく切った「カット」など、形もいろいろです。

サイズと量の見方
商品名にある「2L」「5L」「8L」などは、脚の太さや大きさの目安です。ただし基準はお店ごとに違うので、ほかのお店と同じ記号でも同じ大きさとはかぎりません。数字が大きいほど太くなり、同じ重さなら本数は少なくなります。
重さは「内容量」と「総重量」が別に書かれていることがあります。冷凍のかにには、乾燥を防ぐ氷の膜などがついていることがあり、総重量はそれを含めた重さの場合があります。実際に食べられる量を比べたいときは、内容量のほうを見ると分かりやすいです。また「〇〜〇人前」の目安が書かれている商品なら、人数に合わせて選びやすくなります。
解凍は「時間をかけて」が基本
冷凍のかには、解凍のしかたで食べたときの印象が変わります。ボイルのかには、冷蔵庫でゆっくり解凍するのが基本です。お店によっては、冷凍商品の解凍に1〜2日ほど、毛がにの姿は冷蔵庫で3日ほどと案内しているところもあります。中心が凍ったままだと味が薄く感じやすいので、時間には余裕を持ちましょう。
生のかには、商品によって解凍のしかたが違います。たとえば、食べる直前に流水で5〜10分ほど解凍するよう案内している商品もあります。生のずわいがには、冷蔵庫や常温に長く置くと身が黒っぽく変わることがあるので注意が必要です。どの商品も、同封の案内や商品ページの方法にしたがってください。
解凍したら、その日のうちか早めに食べきるのが安心です。一度解けたものを冷凍し直すと、味や食感が落ちやすくなります。
届く日の決め方
届く日は「食べる日」ではなく、解凍の時間をさかのぼって決めます。ボイルのかにを冷蔵庫で2〜3日かけて解凍するなら、食べる日の3〜4日前には届いているのが理想です。食べる当日のお届け指定を受け付けていないお店もあります。
年末は荷物が混み合い、配送が遅れやすい時期です。12月の後半に食べたいなら、早めに注文して日付を指定しておきましょう。お店によっては、お届け日を指定できるのが注文日から7日目以降だったり、11〜12月は注文が確定したあとのキャンセルができなかったりします。注文前にお店のご利用ガイドを確かめてください。
もうひとつ大事なのが、冷凍庫の空きです。かには箱が大きく、姿や肩脚は場所をとります。届く前に冷凍庫を整理して、確実に受け取れる日時を選んでおくと安心です。
かにを贈るときの注意
かにを贈るときは、のしを付けられるかどうかをお店ごとに確かめましょう。無料で付けられるお店もあれば、産地から直接送るため、のしやラッピングに対応していないお店もあります。金額の分かる書類を同封しないお店かどうかも、贈り物では大事なポイントです。
相手の都合も考えておきたいところです。冷凍で届くので、受け取れる日と冷凍庫の空きを先に聞いておくと親切です。料理の手間を考えると、解凍してすぐ食べられるボイルのかにや、殻をむいてあるポーションが選びやすいでしょう。


